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仲間内で「盗撮のカリスマ」と呼ばれ、全国各地の露天風呂で盗撮を繰り返した罪に問われている男の判決公判が6月30日に開かれ、静岡地方裁判所は実刑判決を言い渡しました。 ＜坂口将也記者＞ 「判決文が読まれる間、被告の男は真っすぐ前を見ながら、しっかりと判決を受け止めている様子でした」 判決を受けたのは茨城県行方市の無職の男（51）です。判決によりますと、男は仲間と共謀し、神奈川県や北海道など国内5カ所で合わせて18回にわたり、山の中にある露天風呂などで望遠レンズをつけたカメラを使い、盗撮しました。 静岡地裁で開かれた判決公判で谷田部峻裁判官は「共犯者に盗撮技術を教えるなど、厳しい非難を免れない犯行」と指摘し、懲役2年10か月の実刑判決を言い渡しました。 ＜坂口将也記者＞ 「男は仲間内では『盗撮のカリスマ』とも呼ばれていました」 一連の盗撮事件をめぐっては逮捕者が13人も出ていて、男が中心的な役割を担い、全国各地の共謀者に声をかけ、犯行に及んでいました。逮捕者は20～60代、職業も公務員や会社員など幅広く、SNSやオフ会などを通じて規模が拡大したといいます。 弁護側は執行猶予付きの判決を求めていましたが、静岡地裁は情状面を考慮した上でも「実刑に処するのが相当」としました。 男の担当弁護士は控訴するかどうかについて「本人と相談しながら決定する」と話しています。 #LIVEしずおか　6月30日放送